平成16年3月22日
株式会社パワードコム
株式会社ドリーム・トレイン・インターネット
個人向けISP事業の統合について
株式会社パワードコム(社長:白石 智 本社:東京都港区 以下、パワードコム)と株式会社
ドリーム・トレイン・インターネット(社長:肥田木 誠 本社:東京都港区 以下、DTI)は、
パワードコムが「Powered Internet[POINT]」のブランド名で運営する個人向けインターネット接続事業(ISP事業)をDTIに統合させるため、平成16年7月1日を分割期日とする分割契約書を締結いたしましたので、お知らせいたします。
- ISP事業統合の趣旨
ADSLによるインターネット利用者が2003年12月には1,000万人を超えるなどブロードバンドサービスが急速に普及・拡大しています。今後、ブロードバンドサービス普及の第二段階として、光ファイバーや無線による更なる高速化・ユビキタス化が進展し、サービスを安定的に提供する事業基盤の確立、サービスの高度化にともなう更なるサポート体制の充実が求められていくことは確実な状況です。
こうした状況において、総合通信事業者として光ファイバーインフラの構築・運用に実績を持つ電力系のパワードコムとカスタマーサポート等の実績で常に顧客満足度No.1の評価を受けてきたDTIは、インターネット接続事業の強化を行うために、これまで2社個別に推進してきた個人向けインターネット接続事業を統合することといたしました。
本統合により、新会社の事業規模は会員数約50万人、年間売上約100億円超となります。
統合後は両社相互の事業運営ノウハウを結集し、顧客満足度ナンバーワンの電力系メガ・プロバイダーを目指します。
○統合による効果
統合による期待効果として、以下があります。
- 1社体制の迅速な意思決定による新サービス提供力・販売力の強化
- ネットワーク、サーバ、コールセンター等事業基盤の共通化による品質の向上とコスト効率化
- パワードコム・グループとして法人向けネットワーク事業や固定電話/IP電話事業とのより
大きなシナジー効果の発揮
- 事業統合の要旨
(1) 事業統合スキーム :会社分割
(2)株式の割り当て比率
本分割に際し、DTIが新たに発行する普通株式40,108株のすべてをパワードコムに割当交付いたします。 これにより、パワードコムはDTI株式の96.2%(現 75.96%)を保有することとなります。
(3)統合までの日程(予定)
平成16年4月16日 DTI 臨時株主総会開催
平成16年4月22日 パワードコム 臨時株主総会開催
平成16年7月01日 事業統合
(4)両社の売上規模
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2003年3月期 |
2004年3月期(中間) |
パワードコム |
146,454 |
82,516 |
※POINT再掲 |
4,545 |
2,719 |
DTI |
4,897 |
2,343 |
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- 統合後の状況
(1) |
商号 |
株式会社ドリーム・トレイン・インターネット |
(2) |
主な事業内容 |
インターネット接続事業及び関連事業 |
(3) |
本店所在地 (予定) |
東京都港区港南2−16−1 品川イーストワンタワー16F |
(4) |
資本金 |
12億5755万円 |
(5) |
主な役員 |
取締役社長 | 肥田木 誠(現任) |
取締役 | 鈴木 壽明(現任) |
取締役 | 津田 宏(現任) |
取締役 | 風間 洋人(新任) |
取締役 | 畑間 正規(新任) |
社外取締役 | 塚本 博之(現任) |
常勤監査役 | 古閑 靖男(現任) |
監査役 | 下野 覚 (現任) |
監査役 | 笠原 章一(現任) |
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(6) |
総資産 |
約60億円 |
(7) |
決算期 |
3月 |
(8) |
統合後の 業績見通し |
2004年度の売上規模は100億円以上、損益は統合コスト及び新サービス開発コストにより赤字の見通しであり、2005年度は売上規模140億円以上、損益はFTTH拡販のための広告宣伝費及び販促コストにより2004年度と同様の赤字の見通しです。2006年度は売上200億円弱であり、この年度以降損益は黒字化の計画です。
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(9) |
主な株主及び 持株比率 |
株式会社パワードコム 96.2%
三菱電機株式会社 2.7%
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- 統合後のサービスイメージ
(1)新サービスの提供
両者の特長を活かしたお客さまに選択されるサービス提供を目指していきます。特に
電力系FTTHサービスについては、グループの強みを活かし更に低廉且つ高品質な
サービス提供と新しい付加価値の創造を目指していきます。
(2)新技術の開発・運営
来るユビキタスネットワークに向けたコンシューマー向けのIPv6サービスやディジタル家電等を介したサービス開発にも積極的に取組んでいきます。
(3)カスタマーサポートの向上
サポートの効率化、サポートの更なる向上を図るために、コールセンター業務等の統合を行っていきます。
- 統合によるお客さまへの影響
現在POINT及びDTIをご利用いただいているお客さまは、平成16年7月1日以降も引き続き、現在のサービスや東京電話マイラインセット割引などの特典はそのままご利用いただけます。
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