三菱電機株式会社（本社：東京都千代田区 社長：谷口 一郎 以下三菱電機）、三菱電機子会社の株式会社ドリーム・トレイン・インターネット（本社：東京都港区 代表取締役 飛澤 新治、以下DTI）、インターネット・サービス・プロバイダー（ISP）「Panasonic hi-ho（パナソニック・ハイホー、以下hi-ho）」を運営する松下電器産業株式会社（本社：大阪府門真市、社長：中村 邦夫 以下松下電器）は、ISP事業において業務提携いたします。
インターネットは今後、ADSL、FTTH（光ファイバーによる接続）など、ブロードバンド化の急速な進行により、「大容量トラフィックの発生」、「インターネットのライフライン化」、「ユビキタスネットワーク時代の到来」等が予想されています。
このような中でISP事業においては、次世代インターネットプロトコル「IPv6」などへの技術開発やサービスの開発を行い将来への体制づくりが重要な経営課題となっております。
また、一方では競争が激化する現在のISP事業の骨格である接続サービス、コンテンツサービス、カスタマーサポート体制などの企画・運営・運用等において、効率的経営体質の構築も同時に求められております。
このような背景のもと、ブロードバンド時代におけるDTIと松下電器のISP事業の強化を目的として本提携を実施いたします。本提携により、次世代インターネットへの共同研究・開発、またhi-hoの持つ豊富なコンテンツとDTIの持つ品質の高い通信基盤,きめの細かい顧客支援能力を組み合わせることが可能となり、各々のブランドで提供するサービスの強化を通じて、お客様に新サービスの早期利用、充実したブロードバンドコンテンツ、およびサービス品質の向上などのメリットをお届けいたします。
具体的提携内容として、次の４項目となります。
(１) IPv6等、今後の技術・サービスに関する共同研究・開発
膨大なIPアドレスを得ることができる「IPv6」技術、ネットワークの構築、接続サービス、VoIPなどの新サービスを共同で研究・開発いたします。
（２）通信インフラ設備の共同利用とカスタマーサポートの共有化
現在両社が別々に保有し構築・管理しているバックボーン、ネットワークオペレーションセンター（NOC）、インターネットデータセンター（iDC）、カスタマーサポートセンターの運営、顧客データベースの管理などの共通化、また、共同での設備投資を行い、効率経営体質の構築を行います。まず、DTIが構築した東京−大阪間のバックボーンやカスタマーサポートセンターを、2002年度上半期より相互運用してまいります。
（３）コンテンツデリバリーネットワーク（CDN）の相互利用とコンテンツの共同開発・購入
両社の持つコンテンツの共同活用・企画による拡充と、その配信インフラを共同利用することでブロードバンドインターネットビジネスに不可欠なコンテンツビジネス分野を伸ばしてまいります。まず始めに、2002年2月より、hi-hoが行っているhi-ho ADSL接続会員限定のコンテンツである「ブロードバンド試写会」、一部hi-ho接続会員限定の「マイアイドルコミュニケーションOne to One」において、DTIの会員もご利用いただけるよう、相互活用を行ってまいります。
（４）広告事業の協業
両社ホームページ上の広告スペース、また、メールマガジンなどの広告事業を統一し、効率化による収益構造の改善を図ります。
DTIと松下電器は本提携によりブロードバンド化に即応するISP事業をそれぞれ目指すとともに、IPv6技術をベースとした次世代インターネットのネットワークなどの技術開発、サービス開発を共同で行い、来るべきユビキタスネットワーク社会までを視野に入れたインターネットビジネス戦略の構築を行ってまいります。
以上
■三菱電機グループの事業担当会社
株式会社ドリーム・トレイン・インターネット
（大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場上場）
本社：東京都港区
代表取締役：飛澤 新治
設立：平成７年１０月
資本金：12億5755万円
（平成13年9月30日現在）
■松下電器の事業担当部門
松下電器産業株式会社
eネット事業本部 hi-hoビジネスユニット
拠点：東京都中央区
代表者：hi-hoビジネスユニット長 木村 純
FAQをご用意いたしましたのでこちらもご覧下さい。
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